A
ボクの友人に、Aという男がいる。
彼とは同い年だが同じクラスになったこともないし部活も違う。
でも、なぜだか20数年の付き合いだ。
ボクが家に帰ってきたころ、毎週のように店に来て
「美味いもん、食わせろ」
と言っては深夜まで飲み明かした。
当時は独身で使う金も自由だったし、よくもまぁ飲むわ、というぐらい飲んで、食っていった。
そんな彼も数年前に結婚し、さすがに足が遠のいたのだが今でも年に数回は顔をだしてくれる。
その度に言ってくれるのが
「やっぱり楽山の刺身が1番美味いわ。接待であちこち行くけど、白身の刺身はいつ食べても美味い」
と言ってくれる。
本人曰く、ボクが天然の魚の味を教えたんだという。
別に特別なことはしてないんだけどね。
最近は父親になり、家族での来店が増えた。もっと数は減ったけれど。
でも、必ず予約を入れて嫁さんと息子の好物だから、と仕入れるものを指定してくる。
えらいもんだ。
これば昔のようにベロベロになるまで酔っ払い豪勢に食っていく。
かっこいいぞA。ありがと。
千鳥足で息子の手を引く奴の背中が大きく見えた。
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