豪華絢爛!
毎年産まれるサラブレッドは約7500頭。そのうち夢のゲートに入れるのはたったの18頭。ホースマンなら誰もがあこがれる夢舞台。ゆえに「運のいい馬が勝つ」といわれている。今年は史上最高のメンバーとうたわれ、しかもレベルが高い。初夏の府中のクラシックディスタンス、歴史に残るだろうレースを目の当たりにすることになる。
とにかくメンバーがすごい。皐月賞馬「ヴィクトワールピサ」。青葉賞の勝ち馬「ペルーサ」。NHKマイルCを脅威のスピードで駆け抜けた「ダノンシャンティ」。皐月賞からの逆転をもくろむ「ヒルノダムール」。父はダービー馬、母はオークス馬、府中の2400mを走るために産まれてきたような超良血「ルーラーシップ」。そして2歳王者、薔薇族の悲願なるか「ローズキングダム」。
とにかく話題に事欠かない。
血の争いを垣間見る。ヴィクトワールピサの父はネオユニヴァース。2003年の皐月賞を勝ち、ダービーも制覇。そしてそのときの2着馬はペルーサの父、ゼンノロブロイ。青葉賞を勝ち、ダービーではネオから半馬身差の敗退。鞍上は横山ジョッキーでトレーナーは藤沢和調教師。今回同じコンビで父の敵、子が討つか?
NHKマイルCではレコード勝ちしたダノンシャンティが松国師の確立した変則2冠を、厩舎の先輩、キングカメハメハに続けと笠松が生んだ名手、安藤勝ジョッキーを背に勝利を目指す。そしてその3着には叔父にディープインパクトを持ち、名伯楽「池江郎師」最後のダービーに花を添えるか、リルダヴァル。
皐月賞からは4コーナーで不利を受けたもののメンバー中上がり最速を繰り出した「男」藤田のヒルノダムール。昆氏との厚い信頼で96年以来の頂点へ。昆氏はディープスカイに続く栄冠なるか。今年、天皇賞(春)の勝利コンビが送り出す、デビュー当時は関東の雄と言わしめた、アリゼオ。
外国産馬も黙っちゃいない。去年のリーディングジョッキーを相棒に皐月賞から巻き返したい、エイシンフラッシュ。先行してしぶとい関東の若武者「松岡」が操る、コスモファントム。岡田氏の相馬眼がここで花開くか。
良血なら負けちゃいない。エリザベス女王杯馬を母に持つ、トゥザグローリー。
考えるほどわくわくする、メンバーだ。
さて、馬券だが、これは難しい。
ここ数年の傾向を見てみると、やっぱり上がりの速い馬が馬券になっている。先週のオークスもだが勝ち馬2頭は上がりが早いし今の東京の高速馬場では必要不可欠な要素だろう。
しかし今年は同じような脚質の馬が多すぎる。搾りにくい。
ならば穴をあけるのは先行馬の中にいるのではないか?先週のオークスもそうだし、近年、ダービーで穴をあけた馬は先行馬だ。05年のインティライミ。06年、アドマイヤメイン。07年のアサクサキングス。08年、スマイルジャック。
前にいける馬を絡め、1番人気が強いレースだ。じっくり検討して馬券は購入したい。
競馬に興味のない方も、今年のダービーはちょっと見てみてください。
史上空前といわれるこのダービー、馬券なんかどうでもいい。歴史の生き証人になるのだ
やっぱり、ちょっとは当てたいけど。
