落ち着く味
10月に入り、やはり秋本番といったところ。
今日も日は照っていますが夏のそれとは大違いで、空は天高く馬肥ゆという秋の空。
今年も残り3ヶ月、そろそろおせち料理の準備もせねばなりません。
季節ごとに使う白身も変わっていき、お盆過ぎからずっと使っていた「いちみ鯛」も市場でもすっかり見なくなり昨日から「平目」を使っています。

旬は冬ですが天然物でも極端に痩せた物ではない限り、通年流通しています。
久しぶりに使う、平目。
食べてみると、ホッとするっていうか安心するというか。
確かに「いちみ鯛」も美味い魚です。
白身なのに程よい脂がのり、他の白身を一線を画する味です。
でも、なんというか、飽きるというか、慣れてしまうというか。
スタンダードのそれとは違うのでしょうね。
浦島太郎の歌の中で「鯛や平目の舞い踊り」
と、歌われただけあってやっぱり、白身の魚の王道なのかもしれません。
これから秋が深くなると、真鯛も1年で2回目の旬を迎えます。冬が来る前に餌をたっぷり食べた鯛は「紅葉鯛」と言ってまた美味いものです。
今年の春の「桜鯛」は不発でしたので秋は美味い真鯛をお客様に楽しんでいただきたいですね。
スタンダードって落ち着きます。
魚もJAZZも。