味
5月も中旬を過ぎて、残り10日あまり。
1年の中で1番過ごしやすい気候かもしれませんね。
料理の世界に携わり、もうすぐ30年近くになります。
アルバイト時代の喫茶店の厨房に始まり、割烹料理店、会席料理の店と続いて、家業に入り現在に至っています。
修行時代は当然、親方や先輩がいて、いろいろ指導していただけました。
楽山を始めてからは修行時代に教わらなかった事を大将である父から学び、今も死ぬまで勉強と思っています。
ネット社会の現代ではインターネットから学ぶことも多いし、本を読むことからも多いです。
そして、食べ歩きも大きな勉強です。
和洋中問わず、学ぶことはたくさんあります。
料理人として、やはり気になるのは「味」。
美味いか、不味いか。
正直、不味いお店に遭遇したことはありません。
どんなお店も素晴らしいと思いますし、学ぶところだらけ。
でも、時々、遭遇する「ものすごい美味いお店」
お店を後にするときに、同行した友達と
「美味かったねぇ」
と、後ろ髪を引かれる思いになることがあるんです。
そして、悩むわけです。果たして、ボクはできているのだろうかと。
あの「美味さ」に辿り着くにはどうすればいいのだろうと、深く考えるわけです。
お馴染み様には、ボクの料理を美味しいと褒めてくださるお客様もたくさんみえます。本当にありがたいことです。
でも、歩みを止めるわけにはいきません。
基本に忠実に、食材を吟味して、手間をかけて。
舌は鍛えれば鍛えれると思っています。
迷いながら悩みながら。
全ては「美味い」のために。
料理はどこまでいっても正解はありません。
自分が食べて身震いするような感覚。そして、いつ食べても裏切らない味。
まだまだ、追い求めていかなければいけません。

昨日、お邪魔した、岐阜、開化亭さんのフルーツトマトの冷やしビーフン。
秀逸の味でした。
まだまだ、学びは続きます。
ご馳走様でした。