全力1勝
夏の高校野球が始まって5日。
毎日、熱戦が繰り広げられています。
昨日の津商業と智弁和歌山の一戦、友人が津商業出身ということで、久しぶりにじっくり観戦しました。
組み合わせを聞いた時、正直、勝ち目はないと思ったんですよね。
前日、友人には「甲子園の雰囲気を楽しんで」とメッセージしたぐらいでした。
立ち上がり、津商業はエースの坂倉くんが3連打で2失点。一体何点取られるのだろうと思っていましたが、5番打者を併殺に打ち取ると後続も断ち切り、次の回から立ち直ります。
速球はそんなに早くない、並みの高校生の投手というイメージでしたが、コントロールが素晴らしい。コーナーを丁寧につく投球で智弁和歌山打線を封じ込めます。
津商業は智弁和歌山のエース斎藤くんの外のスライダーを打ちあぐんでいましたが徐々にタイミングが合いはじめ、4回に1点を返し、5回、ついに同点にします。
この頃から、雰囲気が変わってきたんですね。足を使った積極的な攻撃。右翼の栗谷くんの度重なる好守。そして、智弁和歌山のミスをも誘います。
これ、強豪校によくあることなんですよね。格下の学校とやるときにどうしても勝てると思ってしまうのです。しかも初回に簡単に2点を取れた。すぐ、追加点が取れると思っていたのに、追いつかれてしまう。焦り出すんですね。点が取れないから、力んでバッティングしてしまう。ボール球に手を出し、ひっかけて内野ゴロ。そしていい当たりをしても野手の正面とか好守に阻まれてしまう。
少しずつ、笑顔が無くなり表情が引きつってくる智弁和歌山のナイン。テレビの画面からも容易に伺えました。対する津商業ナイン。笑顔と全力プレーが実に爽やか。そして6回、逆転に成功します。
こうなると、もう津商業のペース。智弁和歌山の普通では考えられない失策や野選。名将、高嶋監督もベンチ前で仁王立ちするものの、何もできない状態でした。
エースの坂倉くんが熱中症で7回に降板しましたが2番手の石川くんも流れを智弁和歌山に渡さず踏ん張りました。ホームランも打たれたのですが、9回表の失策絡みの2者連続のスクイズ成功で引き離しそのままゲームセット。アルプスは歓喜の渦。
いやぁ、改めて、野球の怖さと素晴らしさを感じた素晴らしいゲームでした。
津商業の宮本監督も実に素晴らしかった。日頃から生徒を信頼してしっかり指導されているのでしょう。公立高校がいかにして強豪校に立ち向かうか、普段から準備をしていたのが結果に繋がったのだと思います。
津商業のみんな、本当におめでとう。これで終わりではなく1日でも長く甲子園で野球ができることを祈っています。
そして、学校関係者の皆様、感無量だと思います。母校の校歌が甲子園で流れる喜びは言葉にならないことでしょう。
今年は高校野球が始まって100年。また、新たなページが甲子園の歴史に刻まれました。
毎日、毎日、胸があつくなり目頭に涙が溢れる若大将なのであります(笑)
