ただ、只管に
この土日は久しぶりに忙しくさせていただきました。
普段は予約のお客様の多い楽山。
珍しく、当日飛び込みのお客様が多い2日間でした。
お待たせしたお客様ご迷惑をおかけしました。
水商売というだけあって、なかなかこちらの思い通りにはいきません。
暇で時間を持て余す時もあるし、仕込みに追われ時間にままならない時もあります。
自分に迷いが生じる時もあります。
まぁ、頻繁に。
昨日、ご来店のお客様。
楽山開店以来、ご贔屓のお客様で、約19年間、ほぼ変わらないペースでご来店くださっています。
変わらないペースってのが実に心地よい。
来店される時間、曜日もほぼ同じ。
季節は違えど、楽山の同じ時間を知ってらっしゃるお客様です。
かといって、深い話をするでもなく、日本酒と軽くつまみを3、4品召し上がっていただいて握ります。
楽山の穴子が特にお気に入りで、その後、その日のおすすめを幾つかつまんで、お勘定。
長居するわけでもなく、慌てて帰られるわけでもない。
本当にありがたいお馴染みさんです。
昨日は、そんな状態で、ボクが仕込みに追われていたので
「忙しいのに、ごめんね」
と、気遣ってくださり、ありがたい限りでした。
そんなところから、ちょっと世間話。
ほぼ19年間、同じペースでご来店くださって本当に感謝してます。
みたいなことを言ったのですが、ボソッと
「だって、ここは美味しいから」
高級店のように値段は高いわけでなく、美味しい日本酒とつまみがあって、そして変わらない穴子の握りがあるからだそうです。
ボクにはセンスがありません。五感を使ってお客様を満足させられる美的感覚もエッセンスもない。そして、最新の調理場でもない。
ただ、ひたすらに、同じことを繰り返すのみ。愚直に。
そんな風に言っていただいて、ちょっとホッとした夕暮れ時でした。
少し、悩んでたことがあったから、余計。
これからも、できることを愚直に。
たぶん、イチロー選手もそうだから記録が作れたのだとおもう。

最近、出会った「白茄子」
どうすれば、美味いのかなぁ。
愚直に考えようと思います。