訃報に寄せて〜メイショウの松本好雄さんへ〜
50代、バツイチおっさん寿司屋のおやじのブログです♪
昨日、ひとつの訃報が届きました。
「メイショウ」の冠名で知られる馬主、松本好雄オーナーがご逝去されました。

今年は宝塚記念をメイショウタバルで制し、先日には個人馬主として通算2000勝を達成されたばかり。
その偉業の際、競馬場には姿を見せず、自宅からコメントを出されていたのですが、きっと病床にあったのでしょう。
心よりご冥福をお祈りいたします。
ボクが競馬を始めて、もう20年以上にになります。
その頃から「メイショウ」の名を冠した馬たちは、いつもターフを駆けていました。
あの勝負服を見ない日はなかったと言っても過言ではありません。
松本オーナーのすごさは、高額馬に頼らず、日高の小さな牧場で生まれた仔馬を見出し、育ててきたこと。
社台ファームやノーザンファームの生産馬は、ほとんど所有されていなかったと思います。
それでも、そんな馬たちが勝ち上がり、大きなレースを制する。
まさに夢がありますよね。
「人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる」
これは松本オーナーの座右の銘だったそうです。
競馬関係者との絆も深く、武豊さんが「天国で父と競馬談議をして見守ってください」とコメントされたように、武邦彦さんとのご縁も長かったのだと思います。
約50年にわたり、個人馬主として競馬に携わることは並大抵のことではありません。
最近では、個人馬主が会社名義に切り替えるケースも増えていますが、競馬はお金だけでは続けられない。
馬への、そして人への「愛」がなければ、できないことです。
ボク自身、一口馬主としてその思いを強く感じています。
こうした馬主さんが減っていくのは、本当に寂しいことです。
メイショウの馬たちは、これからどうなるのでしょうか。
あの勝負服がターフから消えてしまうなら、心から寂しく思います。
松本オーナー、どうかゆっくりお休みください。
そして、天国から日本の競馬を見守っていてください。
改めて、合掌🙏