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最後まで

今日は寝不足の人も多いのではないでしょうか。
いよいよサッカーのワールドカップが開幕しました。
ボクは普段それほどサッカーを熱心に観るわけではありませんが、ワールドカップだけは別です。世界最高峰の舞台となると、ついテレビの前に座ってしまいます。
今朝も早起きして日本代表の試合を観戦していました。
それにしても、どのスポーツを見ても日本のレベルは本当に高くなりましたね。技術や戦術はもちろんですが、以前と比べて大舞台で実力を発揮できる選手が増えたように感じます。
試合後の森保監督のインタビューで印象に残ったのが、
「最後まで諦めずにプレーできた」
という言葉でした。
まさにその通りだと思います。
スポーツでも仕事でも人生でも、もうダメだと思った瞬間に可能性は小さくなってしまいます。逆に、最後まで諦めずに挑戦し続ければ道が開けることもあります。
現在、ボクもがん治療の真っ最中です。
放射線治療は終わりましたが、副作用との戦いはまだ続いています。思うように食事ができず、声も出しづらい日があります。それでも少しずつ前に進んでいると信じて治療を続けています。
今日の日本代表の姿を見て、改めて「諦めないこと」の大切さを教えられました。
ボクも最後まで諦めず、一歩ずつ回復への道を歩んでいこうと思います。

年相応の

梅雨入りしたとはいえ、なんだか梅雨らしくない天気が続いていますね。
もっとも、ボクは病室暮らしなので外の暑さや湿気とは無縁です。
空調の効いた室内は快適そのもの。
少し複雑な気持ちではありますが、今はその環境に助けられています。
気がつけば来月で55歳。
ついこの前まで自分はまだ若いと思っていたのに、今では中年どころか還暦も見えてきました。
しかも現在は闘病中。
年齢とともに体の変化を実感する機会が増え、「いつまでも若いままではいられないんだな」と改めて感じています。
以前、知人の女性がこんなことを言っていました。
「昔は歳を取るのが嫌だったけど、しょうがないよね。歳を取れば出るところは出るし、下がるところは下がる。年相応の最低限の気遣いをしていればそれでいいのよ」
なるほどなと思いました。
世の中にはエステやジムに通い、お金や時間をかけて若々しさを維持している人もいます。
もちろん、それは素晴らしいことです。
ただ、ボクは最近「いい歳の取り方」というものがあるような気がしています。
その代表例として思い浮かぶのが女優の
和久井映見
さんです。
ボクとほぼ同世代ですが、若い頃の清純派のイメージを残しながらも、今は自然体で年齢を重ねているように見えます。
ドラマでお見かけすると、もちろん綺麗なのですが、無理に若作りをしている感じはありません。
年齢相応の落ち着きや雰囲気があり、それがかえって魅力になっています。
ボクはそれが自然で素敵なことだと思うのです。
無理に若く見せようとしたり、年齢に合わない格好をしたりするよりも、自分の年齢を受け入れながら清潔感や身だしなみに気を配る。
それは男性も女性も同じではないでしょうか。
もちろん、いつまでもカッコよくいたい気持ちはあります。
でも、すべての人が
木村拓哉
さんのようになれるわけではありません(笑)。
だからこそ「年相応」でいい。
その年齢だからこそ出せる魅力や味わいがあると思います。
今は病室でのんびり過ごす毎日ですが、退院したら無理な若作りではなく、年齢を重ねたからこその魅力を持った“イケおじ”を目指したいと思います。
まずは健康を取り戻すこと。
それが55歳の新しい目標です。

板前の矜持

毎朝、目が覚めると最初に思うことがあります。

「今日は昨日より体調が良くなっているだろうか」
「痛みは少しでも和らいでいるだろうか」

夜も喉の不快感で熟睡できるわけではないので、劇的な変化はありません。

それでも、ほんの少しでも前進しているように感じる朝はホッとします。

気持ちの問題かもしれませんが、その小さな変化が今のボクには大切です。

一昨日、岐阜・柳ヶ瀬で料理店を営む知人がお見舞いに来てくださいました。

某有名グルメガイドにも掲載され、今では予約を取るのも難しい人気店です。東京から著名人が訪れることもあるそうですが、ボクとは35年来の顔見知り。

一緒に仕事をしたことはありませんが、昔から何かと気にかけてくださる方です。

今回も共通の仲卸業者さんからボクの入院を聞いて来てくださったそうです。

考えてみれば、お会いするのは父の葬儀以来かもしれません。

昔から本当に勉強熱心な方で、わからないことがあれば父にもよく相談していました。

病室に入って来るなり、

「久しぶりやね〜」

その一言から始まった再会でしたが、病気の話はほとんどありませんでした。

話題の中心は相変わらず仕事のこと。

短い時間でしたが、料理の話、食材の話、お客様の話。

昔と何も変わっていませんでした。

長年商売を続け、大きな成功を収めた経営者の方々と話すと、経営論や人材の話、お金の話になることが少なくありません。

ところがHさんは違います。

今でも純粋に料理と仕事の話を熱く語るのです。

その中で一番印象に残ったのが、お客様の変化についての話でした。

「毎日満席で本当にありがたい。でも最近は料理そのものに興味がある人が少なくなった」

旬を知らない。

何が美味しいのかを知らない。

料理を楽しむというより、予約困難店に来たという体験や、高額な食事をしたという事実に価値を感じる人が増えた。

そんな話をされていました。

これは実はボク自身も以前から感じていたことです。

何十億円も売り上げる経営者の方でも、食べることには驚くほど無関心な方が少なくありません。

もちろん、それが悪いわけではありません。

ただ、料理人としては少し寂しさを感じる部分でもあります。

一方で、商売と割り切って「売れるところから売ればいい」と考えられる人が羨ましく思えることもあります。

だからこそ、35年経っても変わらないHさんの姿勢に元気をもらいました。

料理が好き。

仕事が好き。

食文化を大切にしたい。

そんな気持ちが今も変わらず伝わってきたからです。

帰り際、

「早く元気になって、また頑張って商売しよう。今度はどこか美味い店に食べに行こう」

そう言って握手をして帰られました。

その背中は35年前と何ひとつ変わっていませんでした。

遠いところ、お見舞いありがとうございました😊

厳しくなりそうな

梅雨入りしたようですが、今日は雲の切れ間から陽が差しています。

先日、ネットニュースを見ていたら、地元で飲食店を展開する会社が民事再生法の適用を申請したという記事を見つけました。

調べてみると、経営者は知人でした。

知人と言っても25年ほど前、ボクの店によく来てくださっていたお客様です。

当時は別の事業をされていましたが、ある日こんなことを聞かれました。

「若大将、俺、飲食業をやりたいんだけどどう思う?」

ボクは即答でした。

「やめた方がいいですよ」

もちろん意地悪で言ったわけではありません。

飲食業は華やかに見える反面、とても厳しい世界だからです。

それでも彼は飲食事業に挑戦しました。

最初の頃は板前さんを連れてきたり、新店舗を次々と出店したりと順調そのもの。店舗数も増え、「うまくいっているんだな」と思っていました。

だから今回のニュースには正直驚きました。

もっとも、報道によれば店舗は継続して営業するとのこと。廃業ではなく、再建に向けたスタートなのでしょう。

しかし改めて思うのは、飲食店経営の難しさです。

どれだけ繁盛しているように見えても、人件費の上昇、原材料費の高騰、光熱費の負担など、経営環境は年々厳しくなっています。

さらに世界に目を向ければ中東情勢の緊迫化による原油価格への影響も気になりますし、国内では飲食店を取り巻く消費税の問題もあります。

飲食業界は常に外部環境の変化にさらされる業界です。

今はこうして現場を離れていますが、人ごとではありません。

ボク自身も長年この世界で生きてきましたから、その厳しさも楽しさもよく知っています。

治療を終え、再び現場に戻る頃には飲食業界はどんな姿になっているのでしょうか。

不安もありますが、それ以上にもう一度カウンターに立ち、お客様を迎えたいという気持ちの方が強いですね。

親子

昨日の早朝、飛び込んできたニュース。

読売ジャイアンツの阿部監督が逮捕されたという報道だった。

一瞬、目を疑った。

娘さんへの暴行容疑とのこと。

その後、釈放され本人から辞任を申し入れたようだ。

かなり大きく報道されているので詳細は多く語らないが、娘さんがAIに相談し、「児童相談所へ相談してください」と返答されたことがきっかけの一つになったとも言われている。

なんとも今の時代らしい話だなと思った。

もちろん、どんな理由があっても暴力はいけない。

ただ、このニュースを見て、ボク自身も昔の出来事を思い出した。

恥ずかしい話だが、次女が高校生の頃、一度取っ組み合いの喧嘩をしたことがある。

理由はここでは伏せるが、店の前でセーラー服の女子高生と白衣のおっさんが揉み合っているんだから、見た人は驚いたと思う。

もしあの時、誰かが通報していたら、今の時代ならボクもどうなっていたかわからない。

幸い大事には至らず今に至るのだが、その時に一番驚いたのは娘の力だった。

相撲で言えば、まさに“がっぷり四つ”。

体を入れ替えようとしても全く動かない。

「火事場の馬鹿力」という言葉があるが、人間追い詰められると本当に凄い力が出るんだなと思い知らされた。

そして同時に、親の力って何なんだろうとも思った。

親だから偉いわけでもない。

年齢を重ねれば自然と子供との関係も変わっていく。

昔みたいに「親の言うことを聞け」だけでは通じない時代なのかもしれない。

今回の報道では、最終的に親子は和解したとあった。

それを見て、ふと自分のことも考えた。

病気になってから、一度も連絡も見舞いもない。

うちはまだ和解できていないのかな、と少しだけ思ったりもする。

まあ、親子なんて近すぎる分、案外難しいものなのかも。

何年経とうが

昨日は、居酒屋を営む後輩がお見舞いに来てくれました。

病室で世間話をしながら、最近の飲食業界のこと、ドラゴンズの話、競馬の話など、久しぶりに気の抜けた時間を過ごしていました。

すると突然、部屋をノックする音が。

扉の向こうに立っていたのは、なんと修行時代の親方でした。

その瞬間、ボクも後輩も思わず立ち上がり、気をつけの姿勢。

思わず笑ってしまいましたが、何年経っても親方は親方なんですよね。

料理人の世界というのは不思議なもので、どれだけ歳を重ねても、どれだけ経験を積んでも、修行時代に叩き込まれた空気というのは体に染みついています。

後輩からはドラゴンズ90年史と競馬新聞。

親方からはTシャツをいただきました。

そういえば修行時代、親方は毎年誕生日になるとTシャツをプレゼントしてくれていました。

当時は必死すぎて気づきませんでしたが、今思えば、あれも親方なりの気遣いだったのかもしれません。

しばらく昔話に花が咲き、気づけば病室がまるで昔の板場の休憩時間のような空気になっていました。

入院生活というのは、どうしても気持ちが内向きになります。

ですが昨日は、懐かしい人たちのおかげで少しだけ昔の自分に戻れた気がします。

人との縁というのは、本当にありがたいものですね。

頑張ること

暑い日が続いていましたが、今日から少し天気が崩れるようですね。
5月も下旬。
梅雨にはまだ早いですが、もうそんな季節かと思わされます。

「がんばれ」

誰もが一度は言われたことのある言葉だと思います。
もちろん、ボクもその1人です。

いや、一度どころではありません。
子供の頃から、ずっと言われ続けてきました。

頑張ればきっといいことがある。
努力は報われる。

そう信じて生きてきた部分は大きいと思います。

頑張って勉強して、頑張って部活をwやって、頑張って就職活動をして。
ボクの場合は、頑張って修行したらきっといいことがある、と言われ続けてきました。

もちろん、辛いことばかりではありませんでした。
頑張ってよかったと思えた瞬間も確かにあります。

父と楽山を始めて36年。
順風満帆に見えた時期もありましたが、本当にもうダメかもしれないと思ったことも何度もありました。

父が亡くなり、コロナ禍があり、それでもなんとか店を続けてこられた。
ボクなりの努力が、少しは報われたのかなと思った時期もありました。

でも、人生はなかなかそう簡単ではありません。

ようやく少し光が見えたと思ったら、また壁が来る。

そんな時、ボクはいつも
「まだまだ自分の頑張りが足りなかったんだ」
と、自分を責めてきました。

そして今回の癌罹患。

周りの方から、本当にたくさん励ましの言葉をいただいています。
「がんばれ」
「気力で負けるな」
「強い意志が病気に打ち勝つ」

もちろん、皆さん善意で言ってくださっているのはわかっています。
本当にありがたいことです。

でも正直に言えば、

「また頑張らないといけないの?」

そんな気持ちになる時があります。

頑張ることに少し疲れてしまった。
それが今の本音なのかもしれません。

「病は気から」
「神様は乗り越えられない試練は与えない」

そんな言葉もありますが、本当にそうなんでしょうか。
神様がいるなら、一度聞いてみたい気もします。

ボクの人生はいったい、いつまで頑張ればいいのだろう、と。

ウルフルズの曲に、

「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう」

という歌詞があります。

本当に、何章目なんでしょうね。

もう一度、美味しいで幸せを

おはようございます

今日、明日と一段と暑くなるようですね。皆さま、どうか体調には十分ご自愛ください。

入院前に巡った、大切な場所

入院生活が始まる前に、どうしてもやっておきたかったことがありました。

それは、美味しいものをたくさん食べること。いや、「美味しいお店、お世話になっているお店に足を運んでおくこと」です。

治療による味覚障害の可能性を前に、「もう美味しいものが食べられなくなるかもしれない」という不安と寂しさが、どうしても頭をよぎっていました。

お付き合いのあるすべてのお店に伺うことは叶いませんでしたが、お世話になっているお店のほとんどに挨拶を兼ねて伺うことができ、大満足の時間を過ごせました。

どこのお店でも、

「必ず良くなって、また帰ってきてくださいね!」

と温かい言葉をかけていただき、本当に嬉しかったです。胸が熱くなりました。

「楽山」の理念と、これからの希望

もしかしたら、この味覚障害が元に戻らなければ、もう以前のように美味しい料理を楽しめないかもしれない――そんな不安がゼロになったわけではありません。

ですが、やっぱり「美味しく食事ができる」というのは、人生において最高の幸せです。

ボクが営む「楽山」の理念は、

「美味しいを磨き続けてお客様に幸せを」

です。

今は残念ながら、治療の影響で「美味しい」を十分に感じられない日々が続いており、本当に寂しい限りです。しかし、この試練を乗り越え、なんとか元の味覚を取り戻したい。そして、また自分自身が「美味しい幸せ」を実感し、それを皆さまにお届けしたいと強く願っています。

さあ、週末のお楽しみ!今日の競馬予想♪

寂しがってばかりもいられません!土日ですから、大好きな競馬を全力で楽しみます♪

【本日の推奨馬】

• 堅馬(軸馬): 新潟12R エイヘンハールト

• 穴馬: 京都10Rポルポラジール

【ここまでの通算成績】

これまでの推奨馬の成績もアップデートして振り返ります。

• 堅馬 実績: 10戦4勝(◯ △ △ △ ✖️ △ ✖️ ◯ ◯ ◯)

• 穴馬 実績: 10戦1勝(✖️ ✖️ ✖️ ✖️ ✖️ ◯ ✖️ ✖️ ✖️✖️)

一歩ずつ、前を向いて進んでいきます。

皆さまも素敵な週末をお過ごしください。

36年で初めて

おはようございます😃

今日は5月11日。岐阜・長良川では鮎漁が解禁。そして、長良川鵜飼も開幕します。

36年前、岐阜で始まったボクの料理人人生。毎年この季節になると、当たり前のように鮎を仕込み、塩焼きを焼いてきました。

ですが今年は、おそらく鮎に触れることなくシーズンが過ぎていきます。

これは料理人になって初めてのことです。

当たり前に扱っていた食材が、実は当たり前ではなかった。そんなことを改めて感じています。

鮎の香り。炭火で焼ける音。焼き上がった瞬間の美しさ。

そんな季節の仕事ができないのは、やはり少し寂しいですね。

昨年初めて開催した「楽山鵜飼ツアー」。ありがたいことにとても好評で、今年も開催予定でした。

ですが今年は中止となります。

もしかしたら幻の企画になるかもしれません笑

それでも、信長も愛した長良川の鵜飼は、岐阜が誇る素晴らしい文化です。川、火、鵜匠、そして鮎。

あの空気感は、実際に体験しないとわからない特別なものがあります。

だからこそ、いつかたくさんの方に体験していただきたいと思っています。

来年は必ず復帰して、また皆さんをご案内したいですね。

そのためにも、今はしっかり治療に専念します。

それでは今週もよろしくお願いします😊

感謝

おはようございます☀

昨夜の雨もすっかり上がり、今日は気持ちのいい天気になりそうですね。

昨日は一宮の一大イベント「杜の宮市」。

現在休業中の楽山ですが、お寿司の販売がないにも関わらず、多くの方がブースに足を運んでくださったと聞きました。

本当にありがとうございます。

また、主催者の皆さんにもいろいろご配慮いただきありがとうございました😊

スタッフからは

「お寿司のない楽山ブースはさみしいですよ」

と言われました。

…そりゃそうですよね。笑

お客様からも

「来年、楽しみにしてるよ」

という声をいただいたとのこと。

来年の前に、まずはしっかり店を復帰させます。

その際はぜひご来店くださいね。

中には、お守りを持ってきてくださった方もいらっしゃったようで、胸が熱くなりました。

改めて、皆様のお心遣いに心から感謝いたします。

正直なところ、体調は万全とは言えません。

体重も高校生の頃まで落ちてしまいました。

これから再入院、そして治療が続くことを考えると、不安やしんどさもあります。

それでも、自分の体が持ち堪えてくれることを信じるしかありません。

こういう時こそ、前を向くしかないですね。

一日一日を大切に。

では、今日もいい日になりますよう。

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