凱旋門賞
今宵は凱旋門賞。
日本競馬の悲願、ついに叶うか。
今年、日本からはクロワデュノール、アロヒアリイ、ビザンチンドリームの3頭が参戦。
いずれも現地の前哨戦を制し、評判は上々。
胸が高鳴るのも当然だ。
――だがしかし。
馬券予想となると話は別。
これまで、幾度となく日本の有力馬がロンシャンの壁に跳ね返されてきた。
この時期特有の雨、そして丈の長い重い洋芝。
今年から排水工事が施されたというが、フランスの技術が日本のそれと比べてどれほどのものか。
些か不安が残る。
もちろん、日本競馬の悲願を否定するつもりはない。
だが、馬券を買うなら冷静に。
重馬場を苦にしないのは、重厚なドイツ血統と相場が決まっている。
残念ながら今年はドイツ調教馬の出走はない。
ならば、ドイツ血統のエッセンスを持つ馬は?
昨年の2着馬・アヴァンチュール、3着馬・ロサンゼルス、そしてソジー。
凱旋門賞はリピーターが多いのも特徴だ。
馬券を買うなら、この3頭。
複勝、ワイドで狙ってみたい。
もちろん、日本馬は心から応援する。
だが、馬券は別。
眠らぬよう、しかとこの目で結果を見届けたい。
